26日の第38節・大分戦はプレーオフ進出を争う大一番。「負けたら終わりっていう試合」と覚悟を決めて挑む田所諒は、大分の印象を、こう語った。
「一番は(林)容平が好調ってこと。アイツは能力がなくて移籍していったわけじゃなくて、持っているもんはある。リスペクトして戦わないといけない」。3か月前までチームメイトだった林の力はよく分かっている。だから、大分での活躍にも驚きはない。
「紅白戦をしていて一番マークが付きづらかったのが容平だった。苦手だなっていうのはある」と田所は言い、久木田紳吾も「アイツは身長がある割にスピードがあるんで、好きなタイプじゃない。ドリブルの一歩目が意外と速くて交わすのがうまい」と言う。岡山守備陣は林の能力を認めて警戒網を敷くこととなりそうだ。
もっとも、「容平だけには決められたくない」。押谷祐樹の言葉がチーム全体の総意である。お互いに意地を張り合った、見応えのある攻防が繰り広げられそうだ。
(岡山担当 寺田弘幸)
2014/10/23 18:25