最近の紅白戦は緊迫感に満ちた質の高い内容となっている。柱谷幸一監督は、レギュラー組がレギュラーとしての責任感を強く持っていることに加え、サブ組のモチベーションが高いことも大きな理由の一つだと解説。特に最近はGKと、大島秀夫、渡大生、下村東美以外の3つのサブ枠の顔ぶれが試合ごとに変わっており、それが他の選手の意欲に火を付けている様子。その中の一人で8日の紅白戦でもハイパフォーマンスを披露したDF田中優毅に話を聞いた。
「6月に左ひざを痛めて8月に復帰。復帰後しばらくは仕方がないと思っていたが時間が経過してもチャンスが来ないので焦れかけたが、『残り試合が少なくなった今の段階で気持ちが切れたら何も残らない、来年につなげるイメージで取り組もう』と、気持ちを切り替えるとパフォーマンスが上がったように思える。ベンチの顔ぶれも試合ごとに変わっているからそれも励みにもなっています」
控え組のモチベーションがチームの調子に影響するとはよく言われるが、事実のようだ。
(北九州担当 島田徹)
2014/10/09 08:12