左ウイングバックとして出場したJ1第25節・浦和戦(0●2)では、同サイドで対峙した関根貴大を抑え切れずに失点。小泉慶は、「自分のせいで負けたと言っても過言ではない」という思いを抱え続けていた。
それを晴らせたのが、J1第27節・川崎戦(3〇0)だ。左SBで先発すると、「小林悠を自由にさせない」と厳しくマーク。後半に対峙した森谷賢太郎から奪ったボールは、山本康裕の得点につながった。
完封勝利を収めた試合後、小泉は、「悔しさをどこかではね返したかった。それが今日できてよかった」と胸を張った。(その一方で、「左SBができたのは、他3人のDFのおかげ。声をかけてくれたのでスムーズに動けた」と、周囲への感謝も忘れていない。)
本職はボランチだが、「監督に使ってもらえるなら、どこでもモノにしたい」と貪欲。「強い相手を押さえるのが楽しかった」と話す、大物ルーキーの今後に期待したい。
(新潟担当 野本桂子)
2014/10/09 07:00