今季も負傷者の少ないシーズンを送っている横浜FMだが、ここへきてボランチにけが人が相次いでいる。
まず6日に行った湘南との練習試合で富澤清太郎が右太もも裏を肉離れし、全治約4週間の離脱。さらに週明けの練習で三門雄大が右股関節に違和感を訴え、こちらも別メニュー調整となった。主力クラスが続けて離脱したことに樋口靖洋監督は「ボランチは数はいるけど、けが人が出ると組み合わせの数が減る。天皇杯と広島戦をトータルで考え直したい」と頭を悩ませている様子だ。
この緊急事態に10日の紅白戦では本来2列目の兵藤慎剛をボランチで起用した。これによって12日の天皇杯2回戦・ホンダロック戦も“ボランチ兵藤”で臨むことが濃厚になった。突然訪れたピンチを、指揮官は柔軟な起用法で乗り切る考えのようだ。
(横浜FM担当 藤井雅彦)
2014/07/10 16:00