連勝が『4』でストップした第21節・松本戦(1●2)は、敗れはしたものの、好機を数多く演出できていたため、試合後も選手たちは悲観的な表情を見せることはなかった。しかし、3連休を挟んだ9日の練習後、城後寿に松本戦について尋ねると、「個人的には完敗だったと思う」と予想外の答えが返ってきた。
「悲観するような内容ではなかった」と前置きしながらも、完敗だと感じた理由については「松本は奪ってからのカウンターが速いし、ウチの3バックの脇を常に狙ってきてチームとしてのやり方が徹底されていた。あれだけ徹底できるからこそ、上にいるチームだと感じた」と、松本のチームとしての徹底する力を感じたからのようだ。
もともと、目先の結果、試合内容で一喜一憂せず高いレベルを見据えている城後は、松本の徹底する力を肌で感じたことが刺激になったようで「自分たちもやれていないところは修正してもっとチームとして徹底できるようにならないと上には通用しない」と言い切る。福岡の10番は、昨季失速した後半戦に向けて気持ちを引き締めていた。
(福岡担当 杉山文宣)
2014/07/10 13:58