大敗を喫した広州恒大(中国)とのACLラウンド16第1戦から一夜明け、C大阪は舞洲でトレーニングを行った。
試合を振り返って、ランコ・ポポヴィッチ監督は、「昨日は恥ずかしい試合をした。サポーターの皆さんに借りを作ってしまった。まだまだ戦う集団になり切れていない」とチームのメンタル面について言及した。
また、山口蛍を右サイドで、ゴイコ・カチャルをボランチで起用した先発メンバーについては、「ゴイコの本職はボランチ。彼がボランチをする上での問題点はない。ブンデスリーガではCBよりボランチで出場している試合数のほうが多い。蛍に関しては、相手の弱点であるサイドで主導権を握りたかった。蛍の間違った部分は、ムリキを気にし過ぎて、前に行けなかったこと」と話した。
ただし、試合後に山口は、「ムリキが思ったより攻め残って、イヤなポジションを取っていた。(右CB)の山ちゃん(山下達也)に付かせるわけにもいかず、僕が見ないといけなかった。なかなか前に行けなかった」と話していたため、戦術面での齟齬も浮き彫りとなった。アウェイでの一戦は、ムリキをチームでどう見るか、ということもポイントになりそうだ。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/05/07 18:22