3月4日に開幕したJリーグ ディビジョン2も、いよいよ最終節を迎えた。8カ月あまりの長いシーズンも、残り90分間強で終わってしまうのは、本当に寂しいものだ。
アウェイの栃木戦が、今季最終節となったギラヴァンツ北九州。天皇杯も敗れてしまったので、今年見られる最後の公式戦となってしまったが、キャプテンの木村祐志選手は「去年の最終節は良いイメージがないので、今年の最終節は勝ちたい。勝てば上の順位にも上がれると思うので、目標だった6位には入れないけど、1つでも上の順位で終わりたい」と、最終戦への意気込みを語った。
ここ2試合連続ゴール中の竹内涼選手は「今節で、今のチームメイトと戦うのは最後になってしまったが、もう少し長くみんなとプレーしたかった。だからこそ、良いサッカーをして、みんなで勝ちに行きたい。最後とかは思わず、この試合に集中して全力で戦う」と、これまで以上に勝負にこだわることを誓った。
ここまでの戦績は、41試合18勝16敗7分けの勝点61。試合数が違うので、昨季とは単純に比較はできない。また、当初の目標であった「勝点82」や「プレーオフ進出」は達成できなかった。しかし、ホーム最終戦のセレモニーで三浦監督が語ったように、「胸を張って良い」成績だと私も思う。また、サッカーが本来持っている、勝敗だけでは語れない、さまざまなものを、私も含め、サポーターやファンには届いただろう。
「マラソンで例えるならば、あと195メートルだと思う。最後、全力疾走で走り抜けたいなと思っている」(三浦泰年監督)
クラブ、チーム、仲間たちと共に戦った今季のリーグ戦。今年最後の試合を、現地栃木に乗り込んで来た皆さん、リバーウォークでパブリックビューイングに来ている皆さん、ギラスピで観戦されてる皆さん、スカパー中継をテレビの前で待っている皆さん。選手たちの、ワンプレーワンプレーに、監督の一挙手一投足に片時も目を離さずに、これまでと同じ様に大きな声援を送って、試合終了のホイッスルが鳴るまでチームと共に戦い、一緒にゴールテープを切ろう!
(北九州担当 坂本真)
2012/11/10 08:59