FC町田ゼルビアは4日(日)ケーズデンキスタジアムでJ2第41節・水戸ホーリーホック戦を戦います。現在ボランチのポジションで活躍しているMF下田光平選手は、2009年途中から2010年まで水戸でプレーしており、今節は“古巣戦”となります。今回のブロゴラではその下田選手にショートインタビューを敢行。いろいろな話が聞けました。
【SHORT INTERVIEW】
■MF 28 下田 光平選手
――古巣・水戸戦を前にした心境は?
「FC東京でプレーした昨季、水戸戦はベンチで出場する機会がなかったので、やっぱり出たい気持ちは強かった。結構お世話になった選手や一緒にやっていた選手が多いし、その中で自分が水戸にいたときよりも成長した姿を見せたかった。今週はチャンスなので、そういう意味でもいろいろな人に見てもらえるように自分の力を出したい」
――当時仲が良かった選手は?
「西岡謙太君とか、本間幸司さんと仲が良かった。水戸はみんな仲が良くてよく食事に行ったり、そういう機会があったので、楽しかった思い出がたくさんある」
――本間選手は水戸の象徴のような選手ですよね。
「本間さんとはサッカー観がすごく合う。試合に向かう姿勢などを学んだし、私生活でもすごく良くしてもらって、結構一緒にいることが多かった。いまも連絡は取っているけど、『次はよろしくお願いします』とまた言おうかなと」
――エピソードや印象に残っている言葉は?
「やっぱりシンプル。死ぬ気で戦うというか、男気がある。いつも(自分が)ガッツリ行って、後ろを見ると親指を立てて『ナイス』みたいな。『行ってきました』みたいな感じでいつもコミュニケーションを取っていました。本当に面白かったし、すごく自分のことも買ってくれていた。本間さんは練習場に最初に来て最後に帰るというくらい、練習をやっている姿を見てきた。本当に尊敬できる先輩です。そのほかには(ロメロ・)フランクも、高校のとき東北選抜で一緒にやっていたので話はします。水戸の中盤は西岡謙太君とフランクがキーマン。中盤の潰し合いの場面で、主導権を握れるようにガッツリ行きたい」
――東北選抜時代のフランク選手は?
「いまとあまり変わらない。推進力があって、ボールを持てて体が強くて本当にうまい選手だった。いまのままというか、プレースタイルは変わっていない。西岡謙太くんとはちょうどプロ1年目で、ポジションも一緒だったので、僕が出たり、謙太くんが出たりと結構ポジションを争っていた。謙太くんは冷静だった。たとえ試合に出られなくてもコツコツやっていた。それがいまのレギュラーにつながっていると思う。そういう意味でもずっと尊敬できる選手。一緒に居残り練習もやっていたので対戦するのは楽しみ。あとは島田祐輝選手や(吉原)宏太さんとも一緒にプレーしています。本当にお世話になりましたね。宏太さんはキレやシュートの精度、裏に抜け出す形がやっぱりうまいし、そういう瞬間のプレーが落ちていないなとずっと思っていた」
――映像を見ての水戸の印象は?
「攻守にわたってハードワークしてくる。あまり穴がないというか、守備も堅かったし、カウンターも速かった。中盤のセカンドボール争奪戦で負けてはいけない。セカンドボールの争いで勝てれば、ウチのペースになる」
――水戸戦への意気込みを。
「古巣ということと関係なく、とにかくいまは勝つ。チームとしてはそれだけ。前節・岐阜戦も勝ったけど、流れの中で良い時間帯と悪い時間帯は絶対にあると思う。悪いときこそ耐えて、良い時間帯にはしっかりと点を取れるように、全員の力で勝ち切る。逆転残留に向けて3を取りたい。何としても勝つ」
最後に告知です。2日発売(※関西版は3日発売)の『EL GOLAZO』(エルゴラ)では水戸VS町田を徹底プレビュー。町田視点のマッチプレビュー、チームキャプテン勝又慶典選手コラム、2007年横浜FMでともにプレーした田代真一選手と鈴木隆行選手によるTOPICなどなど盛りだくさんです。なにとぞよろしくお願い致します。
(町田担当 郡司聡)
2012/11/02 20:00