Jリーグの選手・監督がプレミアリーグを語る連載企画『俺のプレミア』。
今週は、山形の石川竜也選手編(後編)をお送りする──
プレミアリーグは審判のレベルも世界最高峰。プレミアを代表する主審ハワード・ウェブは欧州CL決勝とW杯決勝を担当した経験を持つ唯一の審判
――自分がプレミアリーグでプレーするとしたら、どんなチームでどんなプレーをしたいですか?
「最初からビッグクラブに入ってやるよりは、順位的には中位からちょっと下ぐらいのところに入って、ビッグクラブを倒したいです。プレミアリーグは最終ラインで比較的自由にボールを持たせてくれるけど、ゴール前になるとタイトになってなかなか点が入りません。後ろでは比較的ボールを持てるので、ポジションはSBでいいです。試合に出るという想定であれば戦術にはこだわりません。どんな戦術であれ、ビッグクラブを倒せるのであれば一生懸命やると思います」
――プレーやスタジアム以外の魅力はありますか?
「プレミアリーグの審判は素晴らしいです。そこも一流だと思います。しっかり選手とコミュニケーションを取っているし、選手が納得してプレーしています。しっかり説明しているのだろうし、対話ができる状況を作っていますよね。プレミアリーグには『戦って倒れたら負け』というスタイルがあります。だから、ファウルを受けて倒れた選手もすぐに起き上がるし、ファウルであってもすぐプレーを続ける。そういうところは見ていても気持ちいいですし、それもレフェリングがしっかりしているからこそ成立しているのだと思います。試合が止まらずに流れていくと、見ているほうもおもしろいですよね。そういうところはうまいなと思います」
(エル・ゴラッソ本紙2/21・22号より)
(BLOGOLA編集部)
2014/02/21 17:00