Jリーグの選手・監督がプレミアリーグを語る連載企画『俺のプレミア』。
今週は、大宮のMF上田康太選手の前編をお送りする。──
フルアムのクレイブン・コテージ。上田が最も印象に残ったスタジアムだ
――プレミアリーグの魅力はどこにあると思いますか?
「上位のチームはもちろん強いけど、そのほかのチームも良いサッカーをしていて、魅力があります。今オフにはイングランドまで生観戦しに行きました。中でもフルアム対マンチェスター・シティの試合はすごく面白かった。それにスタジアムもすごい。観客の雰囲気や盛り上がり方は日本とはまったく違いましたね。クレイブン・コテージ(フルアムのホームスタジアム)はそんなに大きいわけではないけど雰囲気が良くて、現地で観た中でフルアムが一番印象に残っています
――ほかにはどの試合を観られたのですか?
「エミレーツ(アーセナルのホームスタジアム)でのアーセナル対チェルシーと、吉田麻也くんのいるサウサンプトン対トッテナムの試合です。どの試合もファンがサッカーを知っていて、良いクサビのパスが入ったりすると、『いまから攻撃だ!』という雰囲気が出て盛り上がる。選手に力を与えているというか、『もっとやらなきゃ』と思わせている感じがしました。また、シュートが外れたときの観客の反応がすごかった。TVで観て知ってはいましたが、本当にみんな立ち上がって悔しがっていました。エンドが反対側になるとGKへのプレッシャーもすごかったですね。プレミアではそこら中の人が声を出して、スタジアム全体で雰囲気を作っていました」 次週、後編へ続く
(エル・ゴラッソ本紙3/14・3/15号より)
(BLOGOLA編集部)
2014/03/14 11:10