1日のオフを挟み、大宮アルディージャはトレーニングを再開しました。今週末に控えているJ1第29節アルビレックス新潟戦は、勝ち点差『2』の“J1残留争い直接対決”。16日のトレーニングから重要な一戦に向けての準備期間に突入しましたが、練習後にカルリーニョス選手にお話を聞きましたのでコメントを紹介します。今回はもちろん、本日、日本時間の21:10から行われる国際親善試合・日本VSブラジルについても聞きました。【写真/岩田 陽一】
■MF 5 カルリーニョス選手コメント
――次節は重要な新潟戦です。
「先週もすごくいいトレーニングができたし、今日の練習もハードワークできた。チーム全体がこのゲームの重要性を理解しているし、集中した良い雰囲気になっている。新潟戦は順位の近いチームに勝ち点で差を付けることが重要だ」
――新潟は今季初勝利を挙げた相手です。
「確か2-1での逆転勝利だったと記憶しているが、非常に厳しい試合だった。もちろん今回もそれ以上に厳しいゲームになると思っている。同じブラジル出身のブルーノ・ロペスやミシェウはリスペクトしている選手だし、仲の良い友人でもある。何度も言うが新潟戦は重要な試合なので、大宮のことだけを考えて戦う。新潟も残留争いで苦しんでいることはわれわれと同じ。相当な思いで試合に臨んでくるだろう。それ以上に強い気持ちで立ち向かわなければならない」
――今日は日本とブラジルの親善試合も行われます。
「もちろんブラジルを応援しますよ。ただ日本が勝ったとしても残念な気持ちにはならないでしょう。日本代表は非常にクオリティーの高い試合をしているし、戦術的、技術的にも長けている。日本はフランスに勝ったことで力を持っているチームだということを証明できたと思う。現在のブラジル代表ではFWルーカスとサンパウロで一緒にプレーしたし、そしてフッキは私の友人だ。フッキはJリーグに在籍していたことも知っているが、僕が言うまでもなく素晴らしい選手。セレソンまでたどり着いたということはただの選手ではないということを実証していると思う。ルーカスはスピードもあるし、ゲームの中で違いを生み出せる、タフな選手だ」
――新潟戦に向けてあらためて意気込みを。
「非常に集中して新潟戦に向けた気持ちを高めてきているし、勝つ自信もある。次はホームゲームでたくさんのサポーターも駆け付けてくれると思うので、スタジアムに来てくれたサポーターは勝った瞬間の歓喜を味わう権利を持っている。そんな彼らに大きな喜びを届けたい。サポーターにはわれわれにいつも力を与えてもらっているので、逆に新潟戦の勝利でサポーターに力を与えたいと思う」
(大宮担当 郡司聡)
2012/10/16 18:00