清水戦が行われる10日、試合会場の等々力陸上競技場で販売されるマッチデープログラムに川崎Fの中村憲剛とJリーグの大東和美チェアマンのスペシャル対談が掲載される。一クラブの一選手が、リーグのトップであるチェアマンと公に語り合うという、前代未聞とも言える企画が今回実現。今年話題になったJリーグのポストシーズン制導入について、これまでさまざまな意見が各媒体でも語られてきたなか、初めて選手側の意見を代表する形で中村が登場することとなった。「自分も含めて、Jの選手たちも今回の経緯に関してはいろいろな考えを持っている。今後リーグをどう発展させていくかを含めて、いろいろな話をできればと思っていた」(中村)。
実際に現場でプレーする選手の立場としての訴えが、形になったこの対談。その中身は、大東チェアマンがあらためて今回の改革の経緯を事細かに説明し、また中村も忌憚なく質問や疑問をどんどんぶつけていくなど、かなり本質を突いた内容となっている。時間にして1時間15分、ページ数も川崎Fのマッチデープログラム史上最長の4ページに及んでいる。「フロンターレのサポーターだけでなく、いろいろな方に読んでいただきたい」(中村)。新聞や雑誌も顔負けの今回のインタビュー記事。そのほかにも中村と大久保嘉人のWエース対談なども掲載された今回のマッチデープログラムは清水戦当日の等々力陸上競技場、ならびに専用ページで販売される。
(川崎F担当 西川結城)
2013/11/08 19:32