ここに来て、福元洋平、青山隼と、徳島はシーズン後半の躍進を支えてきた守備の要を立て続けに欠く事態となった。それでも、主力級の選手は控えている。前節の福岡戦で20試合ぶりの先発出場を果たした千代反田充は「1試合こなしたことで、先週より今週のほうがコンディションはいい」と話すように、8日の練習では対人の強さを随所に発揮。福岡戦で青山に代わって出場した橋内優也も「この苦しい状況で結果を残したい。最近は粘り強さが足りず、プレーどうこうより気持ちの面で負けている。そういう面でも引っ張っていきたい」と力強く語る。
また、橋内は「自分たちも瀬戸際だけど、自力でプレーオフ進出を決めることができる。3つ勝ってもほかの結果次第、というわけではない。2年前とは違う」と前向きだ。両者とも今季は負傷に泣かされた時期も長く、ここまで苦しいシーズンも送ってきただけに、巡ってきたチャンスに期する思いは強い。
徳島の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(徳島担当 小田尚史)
2013/11/08 19:40