第35節・長崎戦を無失点で終えたことに守備陣は手ごたえと安堵の表情を浮かべていた。第34節・富山戦ではミスにより終盤に2失点。指揮官から厳しい言葉が発せられ、練習でも守備に取り組んだことでつかんだ無失点勝利は価値あるものだった。
酒井隆介は「個人的な出来は良くなかったけど、チームとして守ることができた。今日はバキ(バヤリッツァ)がすごかった。気合入ってましたね」と、相棒を称賛。
その後も「オーちゃん(オ・スンフン)のミドルシュートへの反応がヤバかった」をはじめ、「(工藤)浩平さんが…」、「(秋本)ミチさんが…」とチームメートの名前を出しては褒め称えることを忘れなかった。
試合後には、ドーピング検査の対象選手に選ばれた酒井。検査室から出てきたのは試合終了から約3時間半後。密室での延長戦を戦い抜いた男は、やりきった表情を浮かべて西京極を後にした。
京都の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(京都担当 雨堤俊祐)
2013/10/01 15:32