「ライブよりテレビで見るというインドア派」の徳永悠平は11日夜、『スカパー!』で野球中継を見ていた。液晶画面に映るのは、シーズン55本塁打目を放ったウラディミール・バレンティン(東京ヤクルト)だ。
ダイヤモンドを回りながらガッツボーズを作る最強助っ人を見て、徳永の心に浮かんだのは「とにかくスゴいな」という思いだった。それに徳永は、バレンティンの表情に目を奪われていた。「打った後の淡々とした表情が素晴らしい」。ヤクルトのユニフォームを着てコラボCMに出演するなど、徳永にとって縁深い球団の選手が日本記録に並んだ光景は、人ごとではなかった。
「刺激になりますよね。自分とは次元が違うし想像もできない領域だけど、期待されたなかで打つのは難しいはず」。
徳永も、14日に国立で行われる今節の浦和戦では「(太田)宏介から良いクロスが入るから、自分も中にいく」と得点に意欲を見せる。バレンティンに負けない“ホームラン”を、徳永は神宮のお隣り、国立競技場で放てるか。
FC東京の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(FC東京担当 田中直希)
2013/09/12 15:19