午前練習では、2、3カ月ぶりというフルコートでの4対4を実施。何度もゴール間を行き来するハードトレーニングに、全員が苦悶の表情を浮かべた。「キツいのは分かる。みんなを後押しできればいいと思った」。そう話したGK塩田仁史の熱い言葉が最後方から飛ぶなか、なんとかやり切った。
「奪われた瞬間に走り出せるか、共通理解を持って欲しい。それにフィジカルトレーニングの面もあった」とランコ・ポポヴィッチ監督は練習の意図を説明。「(切り替えの部分は)いつもよくやってくれているけど、この前の試合で(切り替えが)遅くなってやられたのは反省点」と、課題克服のためのメニューだったとも明かした。
軽めに終わると思われた午後練習も、変わらず厳しかった。「ここでしっかり体を作って、天皇杯に臨みたいですし」。そう言った米本拓司をはじめ、鹿島戦での敗戦から切り替えようとする姿勢が各選手からうかがえた。
FC東京の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(FC東京担当 田中直希)
2013/10/08 20:42