「出場するチャンスはあると思うので、緊張しています」というのは湘南ユース所属で2種登録の前田尚輝だ。
卓越したサッカーセンスを練習時から発揮し、今季のリーグ戦ではベンチ入りも経験。高校1年生だった昨年度から比べてもプレーを堂々とこなすようになり、体つきも一回り大きくなった。
曺貴裁監督も期待する逸材であるが、大先輩である馬場賢治からは「こいつ、俺のこと舐めるから!」ときつい一言が。なんとも「ほかの先輩に『賢治さんにタメ口使ってみて』と強要されても、断らないで偉そうな態度を取ってくる」(馬場)のだそうだ。ちなみにそのタメ口の対象が猪狩や永木だと断るらしい。
ただ、そんなことをできるのも「賢治さんはすごく優しいから」。実は1週間ほど前には2人でご飯を食べに行っており、関係は良好。このように一回り近く離れている選手同士でも密接に交流している姿は、あらためてこのチームの選手間の仲の良さを感じさせてくれる。
湘南の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(湘南担当 竹中玲央奈)
2013/09/06 22:43