14日、ロンドン五輪を戦い終えた山口螢、扇原貴宏、杉本健勇の3選手がチームに合流しました。3選手とも、「気候に関してはこっちが暑いけど、すぐに慣れる」と話し、週末のジュビロ磐田戦に向けてコンディションを上げていくことを誓っていました。
大会を戦い終えた感想は、「まだまだだな、と感じた」(山口選手)。「もっとうまくなりたいと思った」(扇原選手)。「不完全燃焼でした」(杉本)と、3選手ともに納得した様子は見られませんでしたが、「五輪で経験したことを無駄にしたくない。ここからが大事」(扇原)ということが、全員の一致した思いのようです。
その中で、東京Vへの期限付き移籍を終えた杉本選手は、この日がC大阪復帰初日でした。
「半年ぶりくらいですけど、懐かしいと言うか、結構いなかった気もしますね(笑)東京Vにいる間もセレッソの試合は全部見ていました。今の成績は思うような状況ではないと思いますけど、育ったクラブに帰って来て、自分も少しでも力になれるように、頑張りたい。(サポーターは、柿谷選手との2トップも見たいと思っていると思うが?)僕もそれは楽しみにしていますし、練習から、どんどんアピールしたい。結果を出して、貢献したいです」と、復帰初日の感想を述べていました。
また、東京Vでの経験については、
「“試合に出続けることが一番大事”ということが再確認出来たことが一番大きかったです。セレッソでも先発で出られるように、練習からしっかりアピールしていきたい。(川勝良一監督は?)熱い方でした。たまに怖かったですけど(笑)でもそれが、俺には良かったと思います。(秋田豊コーチも、杉本選手に対してかなり期待を懸けている様子でしたが?)僕に期待してくれていることは伝わってきました。秋田さんの期待に応えられるように、これからセレッソでも頑張りたい。ヘディングとかは、少し教わりました」と話し、初めての移籍で貴重な経験を積んだ様子が伝わってきました。
最後に、「東京Vを首位に押し上げ、杉本選手本人もロンドン五輪に選出された。移籍は成功だった?」と質問すると、「一年を通して半分が終わっただけなので、まだ成功とは言えません。一年が終わった後に、全部が成功だったと言えるように、これからしっかりやりたい」ときっぱり話していました。
「3人とも、すごくいい顔をしていた」(松井謙弥選手)
“桜の三銃士“のこれからに期待です。
(C大阪担当 小田尚史)
2012/08/14 22:31