「4万5千人の観客のうち1万5千人くらいが『なんや森島!』って文句言って楽しみながら帰ってってくれたなら、それでいいかなと思う」。16日に開催された『東日本大震災復興支援Jリーグスペシャルマッチ』を振り返り、森島康仁が自身のキャラを笑いながら俯瞰してみせた。日頃から「俺は悪役でいい」と口にする男。良くも悪くも目立つ存在は、賞賛にも批判にもさらされやすい。
華やかな出場メンバーはJ1の他チームのレギュラーばかり。「俺は人とは違うと思った」。中断期間のトレーニングで、自分は主力組に入っていないと感じている。チーム戦術に忠実でありつつ、最終的には「FWが求められるのは点を取ること」と明言した。
昨年末に結婚し、背負うものも大きくなった。「嫁は自分の一番のファンで理解者。もっと上を見せてあげたい」と、リーグ再開後の活躍を期す。勝利を挙げて炸裂する“デカモリシ”の無邪気な笑顔が待たれる。
大分の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2013/06/27 14:04