第26節・湘南戦で負傷離脱から復帰した高木和道が、持ち前の統率力を輝かせている。
失点の多さを踏まえ一時的に守備の約束事を変更したことが仇となり、第25節・仙台戦では守備組織が崩壊。その間離脱していた高木の復帰により、守備陣の迷いが拭われ本来の連係が戻ってきた。
丹野研太や森島康仁も「和道さんがコーチングしてくれるのでやりやすい」と信頼を寄せるが、高木は「だからこそあれはやってはいけなかった。1失点目は自分の責任」と第27節・鹿島戦を振り返る。
「味方の帰陣を待てばよかったのに、ここで奪えたら好機になると色気を出してしまった。次からは基本に忠実にやります」と反省し「ベンチでもベンチ外でも学ぶことはたくさんある。だからカズさんも現役を続けるんじゃないですか」と夕陽を浴びながら業界の大先輩に思いを馳せた。
負傷離脱の歯痒さに耐えてきたディフェンスリーダーの完全復活に期待したい。
大分の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2013/10/03 17:36