古橋選手の目の覚めるような一撃で、なんとか勝利を収めました。それにしても北九州のポゼッションのうまさに終盤はそわそわした展開ばかりでした。内容を見れば勝ちゲームとは言い切れないものだと思います。ですが、結果として勝点3を取りました。監督も少し内容には不満気でしたが・・・。しかし、この日一番印象に残ったのが、北九州・三浦泰年監督の「あの一瞬(*得点時のこと)の間に今年の湘南の強さと、われわれがこの位置にいる理由があるのかなと思っています」という言葉。そして会見の最後には「湘南さんにプレッシャーをかけるわけではないが、今年昇格しなければ、こういう勢いが来年続くとは限らないとは正直、感じます」とも・・・。選手として長くJの舞台を戦ってきた三浦監督の最後の意味深長な言葉に少しもやもやとしました。今年の湘南の掲げる「GET3」というテーマのこともあって、番記者である自分もJ1は普段から意識しないようにしているのですが、この三浦監督の言葉に少し心を変に揺さぶられた感じが残る一戦となりました。次回は2度目の神奈川ダービー。横浜FC。手ごわい相手です。
(湘南担当 竹中玲央奈)
2012/08/01 16:36