シーズン前には「できればやりたくない」と船山祐二選手が語っていた船山兄弟初対決。第2節は兄・祐二選手が退いた直後に松本の弟・貴之選手が登場しタッチの差で実現しなかったが、今回はともに先発という形で実現した。時折マッチアップも見られ、試合は1-1の同点となったが、ゴール前での貪欲なプレーが光った貴之選手をMOMにした。
普段から電話で連絡を取り合う仲の良い兄弟らしく、プレー以外の時間にも近づいて話をする場面が見られた。ハーフタイムが終わり、ロッカーから出てきたときに祐二選手が貴之選手に何かひと声掛けていたので、何と言ったのか聞いてみると、「あいつがちょっとイライラした部分があったから、『落ち着けよ』と声を掛けたんです」と、お兄ちゃんの顔で答えていた。
(山形担当 佐藤円)
2012/08/01 17:01