12日、今季で退任するドラガン・ストイコビッチ監督が、6年間過ごした名古屋を、そして日本を離れた。夫人とともに自宅のあるパリに向かった。
出国前、記者陣の前に姿を見せたピクシーは「もちろん悲しい」と一声。「愛する友人と都市を離れることは簡単ではありません」と心境を話したのち、サポーターに「6年間、彼らの応援には本当に感謝しています。今後も忘れることはできませんね。いつになるかは分かりませんが、また会いましょう」と最後のメッセージを送った。
この日、中部国際空港に駆け付けたグランパスサポーターは約100人。その前を一度は通過してしまい、あっという間の別れかと思われたが、そこは“スター”の演出。手荷物検査場から再び姿を見せたピクシーは、サポーターの大歓声に対して、笑顔で何度も何度も手を振り、丁寧に感謝とサヨナラを告げた。
(名古屋担当 村本裕太)
2013/12/13 00:12