「来季はチーム全員で来られるような成績を残したい。もう一度シャーレを掲げたいという強い気持ちだけを持って、自分自身もチームメートと切磋琢磨して頑張っていきたい」。
2011年のように、チーム全員でJリーグアウォーズに出席したい――。エースの工藤壮人は、壇上で喜ぶ広島の選手たちの姿を見て、その思いを強くしたという。もちろん、リーグ奪還を果たすためには、自身のゴールが欠かせないことも十分に理解している。
今季は日本代表にも選出された上に、代表初ゴールも記録。ナビスコカップ決勝では優勝に導く決勝点を奪うなど、充実してきたシーズンを過ごしてきた。それでも、本人に満足している様子はない。
「僕は毎年、前年以上の成績を自分に課している。今年の19ゴールは抜けない記録ではない。次は20得点を超えられるように毎年コンスタントに結果を残せる選手になりたい」。
ワールドカップイヤーの来季、太陽王のエースはさらなる飛躍を目指す。
(柏担当 郡司聡)
2013/12/12 00:31