群馬県内各地を舞台に幕を開けたadidas CUP日本クラブユース選手権(U-18)は、26日に大会二日目を迎えた。
この日は実質的なメイン会場と言うべき敷島運動公園へ足を運んだ。ザスパクサツ群馬の本拠地である正田醤油スタジアムのある公園だが、そこは今回の会場ではない。同じ敷地内にあるサッカー・ラグビー場と、補助陸上競技場が使われている。サッカー・ラグビー場はメインスタンドのみに客席が設けられ、ほかはすべて芝生席という造りで、収容人員は8千人に満たない。だが、球技場らしい「見やすさ」を持ったスタジアムであり、正田醤油スタジアムよりも臨場感で大きく勝る。実際のリーグ戦での動員数を考えても、こうしたスタジアムを「規定」によって縛って使えなくしていることが、本当にJクラブや観客のためになっているのかどうか。これは別に群馬特有の現象ではなく、あらためて疑問に思う。平均観客数千人のチームが使ってより幸せになれるのは、1万5千人収容の陸上競技場ではなく、8千人収容の球技場ではないのか、と。
関係ない話に字数を費やしてしまった。クラブユース選手権の話に戻ると、第1試合は補助陸上競技場にて行われたこのカードを選んだ。ガイナーレ鳥取U-18に「観てみたい選手がいた」ためである。「鳥取には、203cmの“ジャイアント”がいる」。そんなウワサを聞き及んでいたからだ。
(EL GOLAZO 川端暁彦)
2013/07/26 17:29