[大宮]4日開催・G大阪戦へ向けて、カルリーニョス選手「われわれの人生を懸けた戦いになる」（写真あり）

　明日8月4日（土）、大宮アルディージャは万博記念競技場でガンバ大阪とJ1第20節を戦います。大宮は現在勝ち点20の15位。対するG大阪は勝ち点14の17位。大宮はこのまま残留争いの渦にのみ込まれるのか、もしくは一歩抜け出すのか。明日は今後のシーズンの行く末を左右する一戦と言っても過言ではありません。
　今回のブロゴラではG大阪戦を前にしたベルデニック監督とカルリーニョス選手のコメントを紹介します。【カルリーニョス選手写真／徳丸篤史】

■ベルデニック監督コメント
――G大阪の印象は？
「ホームとアウェイ、1試合ずつ映像で試合を見たが、いまの順位よりも間違いなく上にいるべきチーム。平均点以上に技術のある、また技術に優れたメンバーで編成されたチームだ。データでも分かるとおり、特に攻撃面で力のあるチームで、いまの順位から抜け出そうと死にもの狂いで来ることが予測できる。そういった相手に対して、どのように戦うのかを見付け出さないといけない。相手の攻撃は左サイドが強力だし、遠藤選手から倉田選手へ、また藤春選手へという攻撃の形は力強い。2トップにも危険な選手がいる。特にレアンドロは非常に個の力が高く、ドリブルからのシュート力もある。しっかりマークに付いて的確なカバーリングが必要だろう」

――ベルデニック監督の中でのG大阪戦の位置付けは？
「G大阪戦は精神面において非常に大きな意味を持つ試合だ。今後いかにリーグ戦を戦うかを左右するかもしれない。勝てばG大阪と勝ち点差が広がるし、負けた場合は縮まってしまう。勝った場合は今後、戦い方を理想的な方向に持って行けるメリットが出て来るし、勝ち点差が縮まれば精神的に厳しい状況に置かれる。精神的な面で今後のリーグ戦に響いてくる、今後を左右するゲームになる。勝ち点3を取ることが第一の目標。いいゲームをしていても勝ち点を取れないようでは不満が残る。ただ勝ち点1だけを取れて満足するかと言われればそうではない」

　そして、カルリーニョス選手はG大阪戦への決意を次のように熱く語ってくれました。

■MF 5 カルリーニョス選手コメント
――いまの状況から抜け出すために、結果を出すために何が必要ですか？
「苦しい状況だからこそ責任の大きさが問われている。大宮には非常にクオリティーの高い選手が多いので、一人ひとりが責任感を表現すればこの状況から抜け出せると思う。自分としてはこの状況から大宮を脱出させるために、できることはすべてやるという覚悟でいる」

――G大阪の印象は？
「ガンバのクオリティーの高さは説明するまでもないし、いま調子は良くないが、クオリティーの高さは変わらない。僕の中ではG大阪戦は残留争いの直接対決だと思っているので、われわれの人生を懸けた戦いになる」

G大阪戦へ、並々ならぬ決意を語ったカルリーニョス選手

　3日・4日発行の『EL GOLAZO』（エルゴラ）では「人生を懸けた」（カルリーニョス選手）G大阪戦を徹底プレビュー。大宮視点のマッチプレビューと、かつての庭に上陸し、古巣戦に挑むあの選手にフォーカスを当てたコラムを掲載しています。そちらも合わせてぜひご覧ください。

　さらに！今回のブロゴラは特別に本日（3日）のトレーニングからチームに合流したノヴァコヴィッチ選手のコメントも紹介します。

■FW 19 ノヴァコヴィッチ選手コメント
――初日の練習を終えて。
「まず、大宮アルディージャに来ることができて非常にうれしく思っています。そしてクラブにも感謝したい。日本は初めてですが、友人から日本のことは聞いていました。みなさんがとても親切で来日してからすべてがパーフェクトに物事が進んでおります。自分としては新しいチャレンジだし、自分の力を発揮して、チームが残留できるよう、そしてより上の成績を目指せるように頑張りたい。今日のようにとても暑い中でトレーニングすることは簡単なことではないが、プロとしてこの状況でもしっかりとプレーすることが当然だと思うし、これをいかに乗り越えるかが大事。また、乗り越えていきたい」

――ニックネームは？
「自分の名前は難しい（笑）と思う。ドイツでも呼ばれていましたが、『ノバ』と呼ばれていました。みなさんも呼びやすいのではないでしょうか」

――移籍を決断した理由は？
「今回の移籍は簡単な決断ではなかったが、自分の人生、常に前進しなければいけないと思っているし、自分にとっての新たなチャレンジだと思い決断した」

――最後に大宮サポーターへメッセージを。
「われわれはみなさんのサポートなしではプレーしていくことはできません。チームは残念ながら現時点ではあまり良くない状況ですが、われわれはみなさんとともに常にポジティブな姿勢でこの状況を乗り越えていかなければなりません。そして、残された試合はまだ15試合ある。個人としてもパワーと経験を生かしながらクラブの助けになるようなプレーをしていきたい。ファン・サポーターのみなさんはわれわれにとって12番目の選手。力を合わせて戦いたいし、試合が終わったらみなさんが笑顔でスタジアムから帰れるようにプレーしていきたい」【ノヴァコヴィッチ選手写真提供／大宮アルディージャ】