3月18日に日本代表、19日にU-24日本代表のメンバー発表があり、横浜FMから計3人が選出された。選ばれたのは、日本代表に畠中槙之輔と松原健、U-24日本代表に渡辺皓太。どちらかの代表に選出が期待された前田大然は19日のチーム練習にも姿を見せず、選外となった。
19日には3人の囲み会見がオンラインで行われ、それぞれが思いを語った。19年12月のE-1選手権以来となる代表入りとなった畠中は「去年、コンディションを落としていたので、正直選ばれると思っていませんでした」と一報を受けた際の心境を吐露。その上で「選んでもらったからには感謝して、いいパフォーマンスを見せたいです」と前を向いた。
25日に横浜FMのホーム・日産スタジアムで組まれている韓国代表戦に向けては、「個人的には19年のE-1選手権で韓国に負けているので、やり返したい。日産でプレーできるのはアドバンテージなので、楽しみですね」と意気込んだ。
14年以来、7年ぶりのサプライズ選出となったのが松原。「うれしいですが、まさか自分が選ばれるとはまったく思っていなかったのでビックリしています」と、こちらも驚いた様子。畠中とともにリーグを代表する攻撃的なチームからDFとして選ばれたことについて、「前にどんどんアタックしていくというメッセージと捉えているので、マリノスでやっていることを代表でも出したいです」と初キャップへイメージを膨らませていた。
四日市南SSC(大分県宇佐市)の先輩・西川周作(浦和)との同時選出には、「日本サッカー界の最高峰の場所で同郷の選手とプレーできることは心の底からうれしいです。昨日の発表の後、周くん(西川)から連絡もらい、『一緒にがんばろうね』と言ってもらいました。心の優しい方と、日本の代表として一緒に頑張っていきたいですね」と喜んだ。
東京五輪候補となるU-24日本代表に選出された渡辺皓太にとっては、夢舞台への生き残りを懸けた2試合となる。19年のコパ・アメリカでは出場機会がなかったことを引き合いに、「チャンスをもらったのでチームに残っていけるように何かしら爪あとを残したいです」と意欲満々。生き残りに向け、「いいプレーをするのは当たり前で、ゴールやアシストが大事になる。チームのためにプレーすることと結果の両方を意識していきます」と語った。
日本代表は25日に韓国との親善試合を経て、30日にカタールW杯アジア2次予選でモンゴル代表と対戦。U-24代表は26日と29日にU-24アルゼンチン代表との親善試合に臨む。
写真:©Y.F.M
(横浜FM担当 大林洋平)
2021/03/19 18:22