J2リーグも残り3試合となり、こぞってメディアなどは順位予想などをして白熱の昇格争いを煽る。そしてサポーターやクラブの期待を一心に背負って疲労も蓄積され身を削りながら終盤戦を戦っていく。その緊迫感の中でプレーする選手たちは、プレッシャーに押しつぶされてしまうのか、それとも“楽しめるのか”で最終的な結果は変わってくるだろう。
前節・徳島戦で勝利して4位に浮上した横浜FCは、今週末に首位・大分との大一番を迎える。自動昇格への道筋を鮮明にするためにも絶対に落とせない試合で、普段とは違うプレッシャーを背負いながらのゲームとなる。しかし、柏時代に降格と昇格と味わっている南 雄太は言う。
「楽しいですよ(笑)。この緊張感で、この時期にできるというのは限られたチーム、限られた選手しかいない。ここにいられるというのはとても選手としては幸せなこと。こういうゲームができるというのは、やっぱり経験になってくる」
もしかすると若い選手や経験の少ない選手は、この状況に硬くなっているかもしれない。それでも横浜FCには南など様々な経験をしてきた選手たちが在籍している。ベテラン選手の支えでチームはいい方向へ導かれていくはずだ。まずは大分戦で悲願のJ1昇格へ“楽しんで”大きな勝利をつかむ。
(横浜FC担当 高澤真輝)
2018/11/01 18:24