14日、横浜FMはブラジルのパルメイラスに所属するDFチアゴ・マルチンスを期限付き移籍で獲得したことを発表した。
12日に来日していたチアゴ・マルチンスはこの日から横浜FMのトレーニングに参加。相手をつけずに攻撃の形を確認するシャドープレーでは控え組の3バックの中央、11対11では仮想・名古屋として[4-4-2]を形成した控え組のCBとしてプレー。ブラジル全国選手権がシーズン半ばに差し掛かっていることもあり、フィットネス、コンディションは万全の模様。初日からフルメニューをこなした。
合流初日は「まだ時間がなくてみんなの前で挨拶したぐらいだった」ようだが、「今後は話をしていくことでみんなのことを理解していくと思うし、溶け込みたい」と語った。また、「僕は(横浜FMの)順位を上げるためにここに来た。ビルドアップに注目してほしいし、スピードやカウンターになった時の切り替えの速さも特徴。1対1も好き」と真剣な眼差しでアピールしていた。
一方、アンジェ・ポステコグルー監督は「今日はちょっとの時間を見ただけだが、6ヵ月ぐらいパルメイラスの試合は見てきたし、彼のプレースタイルは頭に入れている。守備的にも強いし、足元もすごくうまい。これからどうフィットしていくか楽しみ」と話すと同時に、「ずっと追ってきた選手なので来てくれたことをうれしく思う」とブラジル人DFの獲得を喜んだ。
15日の名古屋戦は登録が間に合わず出場できないが、早ければ19日の鹿島戦がデビュー戦となる。ポステコグルー監督は3バックの準備も進めるなど、即戦力としての活躍が期待されているチアゴ・マルチンス。横浜FMの巻き返しのキーマンとなれるか。
写真:菊地正典
(横浜FM担当 菊地正典)
2018/08/14 19:03