週末に行われる熊本戦に向けて、横浜FCの田代真一がコンディションを上げてきている。
7月6日に長崎から期限付き移籍加入し、即戦力として期待を寄せられていたが、いきなりのアクシデントに襲われた。練習中の味方との接触により、頬骨を骨折。自分の特長であるプレーを一切披露することなく早々の離脱となってしまった。そこからは対人を避けた別メニュー調整に移ることとなり、「本当に何のために来たのか分からないような」悶々とした時間を過ごした。
そんな日々を乗り越えて全体練習に合流したのは7月30日。この酷暑の中、フェイスガードを着用して徐々に軽快なプレーも見られるようになってきた。これにはタヴァレス監督も「だいぶ良くなってきた。すごく良いトレーニングをしているし、すごくクオリティーの高い選手」と高い評価を与えている。
ケガからの新天地スタートだったが田代は前を向く。
「こっちに来てすぐケガをしてしまったけど、逆にプラスに捉えたらみんなのプレーを外から見ることができた。コンディションも上げることもできた。そういうところをゲームで出して結果を出していかないと、ここに来た意味はない」
熊本戦はメンバーに入ることが濃厚。出番が訪れた際に結果を出していくことで「ケガしていたたぶん取り戻していきたい」(田代)。
(横浜FC担当 高澤真輝)
2018/08/10 16:22