開幕2連勝の後、4試合勝ち無しと苦しい状況になった福岡。
こうなると起爆剤となる新戦力の台頭が待ち望まれるところだが、そこで期待が懸かるのが牛之濱拓。今季はまだ出場がないが、3月31日の水戸戦後の会見でマリヤン・プシュニク監督が名前を挙げるなど、期待が高まってきている。本人に話を聞くと「(会見の件は)伝え聞いてネットで見ました。少し驚きですね(笑)。去年はベンチ外ばかりで悔しい思いをしてきたし、今はとにかく試合に出たい」と意欲的な言葉が返ってきた。
プロ3年目ながら、去年は高卒加入の選手がいなかったために、先輩の立場になったのは今年が初めて。「今年、違うのはそこです。三島(勇太)と金森(健志)がもう試合に出ていて、自分としては本当に悔しい」と普段は寮から練習場まで車に乗せてあげる優しい先輩も、ライバル心をむき出しにしていた。「走りの質」をテーマに掲げる牛之濱の今季初出場が、7日の鳥取戦になるのか注目したい。
(福岡担当 杉山文宣)
2013/04/03 18:25