「超出たかった」。31日の東京V戦は、井上平にとって古巣戦だったが、けがで出場は叶わなかった。
しかし、試合翌日に練習に復帰すると、オフを挟んだ3日の全体練習にも合流を果たす。この日の練習では「平がいるとボールが収まる」(クラブ関係者)と声が聞こえてきたほど、頼もしい存在感を見せていた。とはいえ、負傷は完全には癒えておらず、テープでグルグル巻きに固定された右足はまだ痛々しい。この日の練習中は、ピッチにうずくまる場面もありひやひやさせたが、フルメニューを消化。そして、エースとしての責任感が彼をプレーに向かわせる。
「(東京V戦後に)サポーターからのメールを読んだけど、『勝ちたいという姿勢を見せて欲しい』というメッセージがたくさんあった。最低でもそういう気持ちを見せなきゃいけない」。
来る7日の京都戦。6試合連続無得点という周囲の喧騒を静めるため、井上は「出る気でいる」。
(岐阜担当 村本裕太)
2013/04/03 17:13