FW大津祐樹がいよいよトリコロールのユニフォームを着てピッチに立つことになりそうだ。
今季新加入の大津はチームが始動して間もない1次キャンプ3日目(移動日を含めて4日目)の1月23日の練習中に左膝内側側副靭帯を損傷し、離脱を強いられていた。新チームで苦しいスタートとなったが、3月中旬に全体練習に合流すると、当初から復帰を見据えていた清水戦を前に万全の状態に。29日のトレーニングでは3月に加入したオリヴィエ・ブマルとともにレギュラー組と見られるチームに入り、トップ下でプレーした。
大津は「だいぶコンディションはいい」と話すと、「キャンプに入ってすぐにケガをしてしまって」と苦笑しながらも、「2週間ぐらいチームと練習して試合に向けていい形で準備できているかな」と調子も上々の様子。トップ下でのプレーについては「周りを使うこともできるし、自分で行くこともできる。2シャドーでもいいけど、トップ下のほうが生きると思うし、やりやすい」と前向き。そして「試合に出たら自分でゴールするにしてもゴールにつながるプレーにしても、とにかく前線で違いを見せられるようなプレーができれば」と語った。
また、「僕の復帰はあいつが一番うれしいでしょ」と大津から名指しされた山中亮輔は、「祐樹くんもJリーグで移籍するのが初めてだから覚悟をもってやってきていると思う。僕も去年、同じ立場だったけど、最初が大事だと思うので、いい形で入れるようにしてあげたい」とサポートを約束した。
横浜FMの一員として、そして自身初の国内移籍からの初戦で大津はどんなプレーを見せてくれるだろうか。
(横浜FM担当 菊地正典)
2018/03/29 19:05