「奥さんも喜んでくれた」。武藤雄樹はそう言って笑った。
前節の新潟戦、先制を許しながら自身のゴールで同点に追いついたあと、興梠慎三がゴールすると、チームメートとともにゆりかごダンス。逆転ゴールとともに、自身の第1子誕生を祝った。
4月28日に第1子が生まれた。家族が増え、「娘のためにも頑張りたい。少しでも長く活躍して、娘が大きくなるまでプレーしたい。責任感は増すし、家族のためにもレッズのためにもゴールを決めていきたい」と決意を新たにした。
また、新潟戦で浦和加入後、自身がゴールを決めた試合の無敗記録は27試合に伸びた。“不敗神話”については「チームが苦しいときに決めているかと言えばそうでもないし、そこまで大きな意味はない」としながらも、「(無敗が)なるべく続くようゴールし続けたい」と意欲的。
4月7日には古巣・仙台からゴールを奪ったが、その仙台でともにプレーし、「二人とも強さを持っているし、負けなくない」と意識する二見宏志、角田誠を擁する清水からもゴールを狙う。
写真・菊地正典
(浦和担当 菊地正典)
2017/05/18 19:27