明治安田J1・2nd第7節・鹿島戦(2●3)の仙台は、守勢に回る時間が続き、逆転負け。2ndステージ初の連勝を逃した。「戦術やシステムの前に、勝つための原点を見つめ直す試合でした」と六反勇治は振り返る。「ただ守るのではなく、ボールを奪った先に一つ、二つのパスのぶんでもボールを保持することで流れが変わります。しっかりしゃべったり、身振り手振りをしたりして味方とともに動き、守備から攻撃に切り替えたい」と、次節・浦和戦に向けて意気込む。
六反は、日本代表の一員として参加した東アジア杯で、武藤雄樹や興梠慎三ら浦和の代表選手のプレーも目の当たりにした。「あのような能力の高い代表選手たちが多く試合に出ているのが、浦和というチーム。いまの僕たちはチャレンジャーの立場だし、これから仙台も代表選手をもっと出せるように、上を目指さなければ」。気合を入れ直した六反は、厳しい敵地で2nd第2節・甲府戦(0△0)以来の無失点に貢献できるか。
(仙台担当 板垣晴朗)
2015/08/20 18:58