横浜FCのGK事情がピンチだ。今季は大ベテランの南雄太を正守護神に、ユース昇格4年目の高丘陽平、高卒新人の市川暉記の3人体制でスタートしたが、南が開幕の松本戦で負傷。第2節の長崎戦は高丘がゴールを守り、市川がベンチ入りしたが、その市川までもが8日の練習で負傷してしまったのだ。
9日の練習は大学生の練習生と、ユースの大内一生を加えて3人で行った。大内は16歳で、U-16日本代表にも選ばれる逸材。週末の群馬戦はこの大内を2種登録してベンチ入りさせる予定だが、「明日(2種登録の)承認が下りるはずだけど、下りなかったらどうしよう?とか、高丘がけがしたらどうしよう?とか、もう大変だよね」と、さすがに中田仁司監督も苦笑い。ちなみにベンチ入りから何かあれば出場のチャンスを逃した市川だが、そのおかげで明日の高校の卒業式には参加できることになった。
文・写真;芥川和久(エルゴラッソ横浜FC担当)
(横浜FC担当 芥川和久)
2017/03/09 18:43