9日の練習後、クラブハウスへ引き上げてきた熊本の選手たちを待っていたのは、サポーターが毎年手作りしている、新加入選手の横断幕。選手が直接サインを書き入れることで横断幕が完成する。
これらは選手1人ひとりですべてデザインが違い、出身地やポジションをイメージさせるあしらいが施されていたり、スピード感やプレースタイルをフォントで表現したりと、1枚1枚に思いを込めた工夫が凝らされている。
今日は、先日加入が発表されたブラジル人FWモルベッキをのぞき、昨季途中に加入したMF菅沼実とDF小谷祐喜のものも含めて12枚が張り出され、選手たちが自分の幕にサインした。
「顔入りで作ってもらえるなんて、めっちゃうれしいです。名古屋でも横断幕は作っていただきましたけど、メンバーにも入っていなかったので、(作ってもらえたのは)2年目でした(笑)。チームの一員として認めてもらえた感じがします」と言うのは、GKの野村政孝。
開幕から2試合続けてサブメンバー入りしており、日々のトレーニングも充実している様子。「課題もいろいろと見付かって、そこをプラスしていければもっと良くなると思います」と、公式戦出場への意欲もいっそう高まっている。
(熊本担当 井芹貴志)
2017/03/09 18:49