日本サッカー協会が22日、日本代表各カテゴリーの来年度スケジュールを発表した。
会見の中で田嶋幸三会長が最も強調したのが、18年に行われるロシアW杯の出場権獲得だ。現在、アジア最終予選Bグループの2位につける日本代表だが、9月1日に行われた第1戦ではUAEに敗れる(1●2)など、苦戦を強いられる試合も少なくはなかった。日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「目標のために全員で戦っていかないといけません」と語り、「特にここ数年の女子の結果は目を見張るものがある。なので、男子も同じような結果を出してきたい。A代表のUAE戦に関しては本当にほっぺたを叩かれました。フラストレーションが溜まっています。なので、早くやり返したい気持ちでいっぱいです。(17年のアジア最終予選は)アウェイの試合が3試合ありますが、すべて中東での戦いになります。彼らのホームではかなりのプレッシャーを掛けてくることが予想されるので、その準備はしています」と、絶対に負けることが許されない戦いに向けて強い決意を示した。
また、西野朗技術委員長も「3月23日のUAE戦は全精力を上げてサポートをしていかないといけない」と語り、年明け最初の試合となるUAE戦に向けて良い準備をしていくと強調した。
W杯アジア最終予選以外のA代表のスケジュールでは、12月8日~16日に『EAFF E-1フットボールチャンピオンシップ2017決勝大会』が味の素スタジアム(女子はフクダ電子アリーナ)で開催されることも発表されている。
A代表以外のカテゴリーでは、来年5月20日~6月11日に韓国で開催されるU-20W杯に出場するU-20日本代表が、3月に海外遠征を実施(場所は未定)。開幕直前にも韓国に遠征し、大会に向けて準備を行う。また、7月15日~23日にはAFC・U-23選手権の1次予選を戦う。
10月6日~28日にインドで開催されるU-17W杯に出場するU-17日本代表は、2月に欧州、3月に北米、5月にアフリカ、8月に欧州遠征を敢行。9月19日~21日の強化合宿を経て、10月2日に現地入りする。
日本女子代表は3月1日~8日にポルトガルで開催されるアルガルベカップに参加。4月9日に『キリンチャレンジカップ2017~熊本地震復興支援マッチ がんばるばい熊本~』(対戦相手未定)を行ったのち、6月と7月には海外遠征を実施する予定となっている。
文:松尾祐希
(BLOGOLA編集部)
2016/12/22 18:30