横浜FCの西河翔吾が、古巣相手の勝利を誓った。
3日のJ2第39節で横浜FCはホームにモンテディオ山形を迎える。昨年オフに横浜FCに移籍した西河にとって、山形は期限付き期間含め6年半と最も長く所属した愛着のあるチーム。しかし両チームの置かれた立場は対照的で、横浜FCはJ1昇格プレーオフ圏・6位の京都を勝ち点8差で追っているのに対し、山形はJ3との入れ替え戦圏・21位と勝ち点4差の危険性を残している。
「そういう(緊張感のある)状況で、知っているメンバーもたくさんいる古巣と戦えるのは楽しみ」と語る西河。「去年はJ1にいたぶん、山形がいまの順位にいるのは寂しい」と、古巣の不振に胸を痛めるところもあるが、勝負となれば別。
「山形は自分たちで1勝か2勝すれば大丈夫だけど、僕らは勝ち続けても(京都や岡山の)結果次第。それでも勝たなければ何の可能性もないし、絶対に山形を倒して、最後の最後まで緊張感ある試合をしたい」と、プレーオフへわずかな可能性をつなぐためにも、横浜FCの一員として勝利に貢献するつもりだ。
(横浜FC担当 芥川和久)
2016/11/01 18:48