チームは前節、熊本に勝利し、5位に浮上。選手たちの頑張りには頭が下がる思いですし、開幕当初、最下位に沈んでいたことを考えれば本当に同じ年の出来事なのかとたまに頬をつねりたくもなるのですがこういうシビアな状況で取材させてもらえるのは記者としてもありがたいこと。担当記者としても良い意味で重圧を楽しませてもらっています。
そんな熊本戦で4試合ぶりに先発出場を果たし、完封勝利に貢献したのが堀之内聖選手。その堀之内選手ですが昨日26日が33歳の誕生日。残念ながら誕生日当日は取材できなかったのですが広報さんによればチームで盛大にお祝いしたとのこと。そんな堀之内選手に1日遅れですが話を伺ってきました
──33歳、おめでとうございます。
「ありがとうございます(笑)」
──33歳の抱負は?
「33歳になったからっていうわけじゃくてこのチームに来た当初からずっと思っていたことですけどやっぱりJ1に上がりたいっていう気持ちはありますよね。あとはもっともっとサッカーが上手くなりたい。それが33歳の抱負ですかね」
──33歳はJ1で過ごしたいし、浦和とも対戦してみたい気持ちも?
「浦和と対戦してみたい気持ちもありますけど先を見過ぎるのは早いと思うし、まずは次の草津戦。まずは一戦一戦を大事に戦うことですね」
──誕生日当日は盛大にお祝いされたそうですね?
「“悪い先輩”が1人いたみたいで(笑)。ケーキを思いっきりぶつけられました(笑)」
──でも、そうやって祝ってもらえるのは嬉しいですよね?
「嬉しいですよ。永井さんは学年では1つ上だけど生まれた年は同じ79年なんでね。浦和の頃も79年生まれのメンバーでよくお祝いしていて永井さんにもそこに入ってもらっていたので。ここでもお祝いしてもらえるのは嬉しいですよ」
──この歳までプロでプレーしていることは予想されていましたか?
「全然、予想してなかったし、とにかく1日1日を意識してやってきましたからね」
──横浜FCだと堀之内さんよりもさらに上の年齢の選手もいたりしますがそういう姿を見ているともっと上手くなりたい、プレーしていたいという欲も掻き立てられますか?
「あの方は別格なんでね(笑)。僕はあの域までは無理です。あそこは目指せないです。もっと違った道で目指します(笑)」
ちなみに“悪い先輩”というのはご察しの通りですが、永井雄一郎選手です(笑)。堀之内選手の誕生日祝いのためにケーキを用意し、派手にぶつけたようです。そういう気配りができる永井選手、さすがです。やっぱり、かっこええで……。
取材に対してもいつも丁寧な対応、落ち着いた物腰で対応してくださる堀之内選手には話を聞いていてもタメになることが多く、勉強させてもらっています。永井選手のようにさり気なくケーキを用意できていないのが情けないところですが……。
堀之内選手、更なる飛躍を期待しております。誕生日、おめでとうございます。
それでは。
(横浜FC担当 杉山文宣)
2012/10/27 12:46