
山口に加入して3年目、そしてJ2初挑戦のシーズン。全試合に出場して突っ走ってきた小池龍太は、前節・横浜FC戦(0●2)に敗れてJ昇格プレーオフ進出の可能性がなくなり、「選手たちはプレーオフに行くことを最後まであきらめていなかったし、そういう意志は最後まで見せられたと思うけど、J2の厳しさも感じた」と悔しさをにじませた。と同時に、「来季に山口のサポーターの皆さんが可能性を感じるような4試合にしていきたい」と残り4試合に向けて気持ちを新たにしている。
右サイドをパワフルに駆け上がってJ2初年度を戦うチームを勢いづかせてきた小池は、ゲームキャプテンの島屋八徳、10番の庄司悦大ととともに全試合に出場してチームをけん引してきた。しかし、そんな現状にも決して満足することなく高い目標を定めている。「シーズン当初から全試合に出場することは目標の一つに掲げてやってきた。そこに関してはもうすぐ目標が達成できそうなところにきたけど、それだけが目標ではない。その中で必要な選手、怖がられる選手に進化していくために、残り4試合でできることももっとあると思っている」。
21歳のSBは最後まで走り続ける。
(山口担当 寺田弘幸)
2016/11/01 18:41