残り4試合となったJ2リーグ。この終盤戦にきて首位の札幌は今季初の連敗を喫してしまった。その結果、2位・松本と3位・清水との勝ち点差が一気に詰まってきた。
しかし、「こういうときだからこそ、一体感を大事にしていきたい」と主将のMF宮澤裕樹は強調する。「今季はチームとして“一体感”を大事にしてみんなで戦ってきた。それが口だけにならないように、ここでさらに一体感を強めて戦い抜きたい」(宮澤)。リーグ終盤戦にきて今季最も苦しい時期となっているが、「ウチには(小野)伸二さんやイナさん(稲本)のように、もっと重圧のある試合を経験している選手が何人もいる。経験豊富な竜二さん(河合)もいる。僕だって前回(11年)の昇格を経験している一人。自信を持って、これまでと同じように目の前の試合だけに集中して戦っていきたい。昇格云々はその先にあるものだと思っている」と今季から就任した道産子主将は言葉を強めた。
(札幌担当 斉藤宏則)
2016/11/01 18:54