横浜FMのMF中町公祐が20日のJ1・2nd第9節・FC東京戦に向けて複雑な表情を浮かべた。
対戦相手を率いる篠田善之監督は、中町が福岡に在籍していた当時の監督だ。つまり“恩師”ともいえる存在で、その人物と今度は敵味方に分かれて顔合わせすることになる。
当時は篠田監督に指名されて主将を務めていたことについて「主将に指名してくれたように、自分を信頼してくれた。男気がある人で、みんながついていきたくなるタイプの人」と特別な思いを吐露。しかし、ピッチに立てば対戦相手の監督となり、中町は横浜FMが勝利するために戦う。それを理解した上で 「個人的には監督として成功してほしいので、このタイミングで対戦するのはとても複雑な心境」と最後まで神妙な面持ちだった。
(横浜FM担当 藤井雅彦)
2016/08/18 19:44