リーガ・エスパニョーラ・エイバルでの移籍1年目を戦い終えて帰国した乾貴士。永遠のサッカー小僧は休むことなく、古巣のC大阪にて日々、元チームメートたちと汗を流している。6日の練習後、ファンサービスを終えて引き上げてきた乾に話を聞いた。
まず、常々「夢」だと公言し続けていたリーガ・エスパニョーラでの1年目については、「すごく充実したシーズンを送れた。街の人にも歓迎してもらって感謝しているし、良い環境でサッカーができたことはすごく楽しかった。でも、結果を残せなかった(チームは14位。乾自身は27試合出場3得点)ことは悔しい。来年、しっかりリベンジしたい。そのためには、成長し続けないといけない」と振り返る。
実際に戦ったリーガは「想像していた以上にレベルは高いし、選手もうまかった」。そしてバルセロナやレアル・マドリーといったメガクラブとの試合について聞かれると、「自分自身、やれたと思えたところはほとんどなかったけど、そういったクラブと対戦できたことは、自分の人生の中でも宝物になった。ただ、そこで何かを残したいし、チームとして結果を残したい」と、来季への意欲を見せた。
一部報道では日本代表の清武弘嗣が、同じリーガ・エスパニョーラのセビージャ移籍が秒読み段階とも伝えられている。「決まってほしいし、決まってくれればうれしい。俺がエイバルで試合に出る以上に厳しい競争はあると思うけど、キヨ(清武)ならやれると思うし、(対戦となれば)楽しみ」と、移籍の正式決定を心待ちにしている様子だった。
(C大阪担当 小田尚史)
2016/06/07 17:20