今季最終戦、明治安田J2第42節・水戸戦まであと3日。中山博貴がピッチを去るときが迫っている。「勝って、博貴さんを送り出す」。そんなムードがチーム内に広がっている。長く一緒にプレーしてきた選手たちに、思い出を尋ねてみた。
「いろんな経験をされている。練習試合でCBをしているところも僕は見てきた。一緒にプレーしていて“頼もしい”選手でした」(宮吉拓実)
「ときには厳しく怒って、自分の甘さを直してくれた人。普通だとプレーできない痛みを抱えて、ずっとやられていた。僕から見ると“男の中の男”」(駒井善成)
「『うまい人でも、守備をすること、球際でガツガツ行くことも大事なんだ』と教えてもらった。最後までサンガでやってくれたことは嬉しい」(伊藤優汰)
「背中で引っ張ってくれるタイプ。1年目は励ましの声をよく掛けてもらった。兄貴肌で、本当にサッカーが好きな人」(下畠翔吾)
後輩たちは、背番号『15』の背中から数多くのことを学んできたようだ。
(京都担当 川瀬太補)
2015/11/21 07:00