ホームで迎える最終節(明治安田J2第42節)、ファン・サポーターはもちろん選手たちも楽しみにしているのが、群馬のユニフォームを着て三ツ沢に帰ってくる松下裕樹の存在だ。「マツさんも楽しみにしているでしょう。ちょいちょい連絡をくれて、横浜FCのことを気にかけてくれていたので」と明かした寺田紳一は、激しい守備が持ち味の松下裕樹だけに「累積警告がもう一巡累積して来られないかと心配だったけど(笑)」と笑顔を見せた。
昨年プロ入りした野村直輝も、「闘将っていうか、頼りになるベテラン。サッカーに対する姿勢とか、マツさんから学ぶものも多かったです」と、ピッチ上で成長した姿を見せるつもりだ。さらに同じ松下姓だが“ワンちゃん”と呼ばれる松下年宏は、「マツさんのセットプレーは要注意です」と警戒。おそらく松下裕樹のほうも「ワンちゃんのセットプレーは要注意」と言っていると思うが、群馬戦にはそんな見所もある。15位と17位の争いにはなるが、最終戦はそうしたドラマも楽しみたい。
(横浜FC担当 芥川和久)
2015/11/20 07:00