天皇杯4回戦・横浜FM戦を翌日に控えた13日、全体練習を終えた渡邉千真、森岡亮太、石津大介がシュート練習を実施。石津は「タカさん(吉田孝行コーチ)にアドバイスしてもらいながら、ミートする意識でやりました」と左右の足で精力的にシュートを打ち込んだ。
石津の天皇杯の記憶は、福岡大4年にさかのぼる。大宮をPK戦の末に破ったジャイアントキリング(11年度の天皇杯2回戦1-1、PK5-3)だ。ところが、「自分はその前に骨折してしまって出れなかった。勝ったことは本当に嬉しかったんですけど、複雑な気持ちでしたね」と率直に当時を振り返る。続く3回戦・湘南戦もギリギリで復帰できなかった石津は、延長戦まで戦った末に無念の敗戦を喫したチームメートを見届けたという。
横浜FMと明治安田J1・2nd第14節(1●2)で対戦。一人退場し、必死に耐えたが試合終了間際に2失点、逆転負けした。「マリノスはイヤな思い出になった。みんなで屈辱を晴らしたい」と意気込みを伝え、その試合で退場した前田凌佑については、「やってくれるんじゃないすか、明日は」と笑顔で期待した。
(神戸担当 小野慶太)
2015/11/14 07:00