前節・新潟戦は敗れたものの、泉澤仁が見せたパフォーマンスは今後に期待を抱かせるものだった。これまでのリーグ戦ではプレー選択に迷いが見られたが、この日は違った。
「監督からは『自由にやってこい』とだけ言われて」(泉澤)後半開始からピッチに立つと、キレ味鋭いドリブルを武器に再三サイドを突破。「チームとしてというよりも、個人でどうにかするほうが早いと思った」という言葉どおり、左サイドを個人能力で突破して、一時は同点となるアシストも記録した。後半も半ばを過ぎると試合から消えてしまったのは反省材料だが、思い切りのいいプレーは確かにインパクトを残した。
20日の天皇杯3回戦で対戦する湘南には、同じく大卒新人の菊地俊介や三竿雄斗がすでに不動のレギュラーとして活躍している。特に菊地については「ユニバ(2013年のユニバーシアード・カザン大会)で一緒にやっているので、負けたくない」と対抗心を燃やす。新潟戦の勢いそのままに、その力をいかんなく発揮して結果を残したい。
(大宮担当 片村光博)
2014/08/18 19:13