千葉を迎える15年シーズンのホーム最終戦。第19節・愛媛戦(0●2)以来、今季2度目となる澤口雅彦の先発が濃厚となっている。
主力組のビブスを着て13日の練習を終えた澤口は「平常心ですよ」と落ち着いた様子だったが、ポジションは左ワイド。右サイドを主戦場にしてきただけに「視野がいつもとは逆なんで難しい部分がある」という。
ただ、やるべきことは整理できている様子だ。「まずディフェンスの部分で1対1に負けないことが求められてくる。そこを大前提において、攻撃は難しいことをやらず、できることをやるだけです」。その口ぶりから不安や迷いを感じることはなかった。
今季は負傷が続く苦しいシーズンだった。「いろいろ考えるし、考えたくないところもある」。心の葛藤を言葉で表すことは難しいこそ、ピッチに想いをぶつける。「一年を通して、何もしていない。なので、最後に何か残したい」。背番号2は決意を胸に秘めてサイドを駆け上がる。
(岡山担当 寺田弘幸)
2015/11/14 07:00