今週、杉本真が坊主にした。杉本は前節終了間際(明治安田J2第34節・長崎戦/0●1)のPKを失敗し、同点ゴールのチャンスを逸機している。
「そこまでしなくてもいいのでは?」
そんなサポーターの声もある。
「僕もそう思うけど、あいつなりの責任の取り方。みんなで取り戻せばいいんです」(菅和範)
「PKは外したけど、まず蹴る勇気があったということ」(小野寺達也)
チームメートからすればもう終わったことだ。ただ、こう付け加えていたが。
「(風貌が)練習生から再スタートって感じがする(笑)」(菅)
「坊主はいいけど白髪混じり。あいつは昔から白髪が多い」(小野寺)
チームにも爆笑で迎えられたという。が、それぞれに思うことがあっただろう。
杉本本人を直撃した。
「責任を取るとかじゃなくて、残り8試合をどう戦い抜くか、気持ちを一度リセットしたかっただけなんです。挽回のチャンスは必ずあるし、挽回するのが自分の使命。次にぶつけてやろうと思っていますよ」
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/10/02 07:00